現代歌人協会は、1956年に結成された歌人の職能団体です。2020年に法人化し、「一般社団法人 現代歌人協会」となりました。

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拾ひ来し松笠リースに飾りつつ
イエスも産声あげしを思ふ

春日いづみ 『地球見』

クリスマスリースを飾る家が増え12月の光景の一つになった。樅、柊、松笠、姫リンゴなどの素材を輪に飾るもので、神の永遠の愛、豊穣祈願、魔除けの意味をもつという。キリスト教を信仰する作者にとってリースは神聖かつ身近なものである。拾って来た松笠を加える手からもそれがうかがわれる。降誕祭が近づくのを「飾りつつ」となだらかに続けて表しているが下の句を読んであっと驚く。「産声」によって赤ん坊イエスの命が思いがけなく立ち上がるのだ。神の子か人間かという古来の問いを飛び越えた、命に対する作者の確信がここにはある。誰もが小さく守られるべき命から始まっているという思いが「産声」を引き寄せた。

梅内美華子

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